感じた事を忘れない為のメモ日記 


by mitaikikitai

木の実ナナなおじさんのこと


いったいどこから来てどこへ行くのか。

毎朝俺を物凄いスピードで追い越していくおじさんが
います。俺より一回り以上小さい車輪のチャリで。

はっきり言って、
自分この辺じゃそーとーいい走りしてるつもりです。

通勤時の俺の「青い珊瑚礁」を聞きながら
漕ぐペダルの回転数を見くびらないで欲しいです。
南の風に乗って走ってますからね。


そんな俺が毎回背中を見失う彼は、間違いなく
8時台の青梅街道最速の男です。
とにかく速さがパねぇ。


しかしパねぇのが速さだけではないのがこのおじさんの凄さ。何が凄いってスタイルです。
毎日ダルダルの白いTシャツに半ズボン。


それはとある夏の夜。
寝っ転がってテレビなど見ていると
台所から煙がもくもく。
最初は女房がサンマでも焼いているんだろうと
落花生をポリポリやりながらチャンネルを変えたり
していたが、次第に薄らいでいく視界。

「洋子ーっ!何やってんだ!」

怒鳴ってみたものの返事が無い。
ん?そう言えば洋子のやつ同窓会がどうのって・・・


    「火事だーっ!!!」


って飛び出して来たお父さんの体。


そんな着の身着のまま木の実ナナなスタイル。
夏だけならまだいいのですが、年中夢中。
こないだ俺が濡れそぼった雪の日にもナナスタイルで
爆走しておりました。


「へい兄弟!あんたこの雪が見えねぇのかい?」


そう注意しようにも追いつけないのです。早すぎて。

こないだバイク便と並走してたのを見た時は
驚きを通り越して笑ってしまいました。
間違いなくメット着用義務ありますよ。
だのに、薄着。

それが最近見かけなかったので、
とうとう風になったのかと心配していたのですが、
昨日元気な背中を見られたので安心しました。


いつかおじさんの顔が見てみたいです。
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by mitaikikitai | 2008-02-22 00:39 | 映画 音楽 人生